お知らせ 伝承・遺構 確認・考察 2021/09/13 | 0 Comment

先日お知らせしたように、この度、冊子資料「小さな命の意味を考える」を改訂・増刷しました。  
ご支援・ご協力ありがとうございます。

改訂と言っても、大部分は従来のものとほぼ同じです。
こちらからダウンロードできます。

遺構整備、教職員研修、シンポジウム等、昨年10月に改訂した後のレポートと考察を加えました。(約4頁分)

57ページより

■ 当日の動きと移動経路
改めて状況を検証し、3月11日の時系列、図解を整理しました。
民家裏の行き止りに突き当たり、右折して県道に向かった図になっていましたが、それはごく数名の動きで、全体がそういう進路をとったのではありません。行き止まりで進めない子と、後ろから進んでくる子とで動けなくなっていました。

校庭にはフェンスがあり、避難時にすり抜けたのは70cmほどの通路です。震災遺構ではその部分の色が変えてあります。

■ 事実と判決に向き合い考える
大川小事故の訴訟は、2019年10月に判決が確定しました。(判決は2018年4月)

大川小の事故を耳にし、現地に立ち、誰もが抱くであろう「なぜ?」の答えが判決に書いてあります。そしてその根拠になった「あの日の出来事」「想定」と「それをふまえた事前の取組み」も詳しく述べてあります。

あの日の事故と判決をセットで考えることで「かわいそう」「つらい」「難しい」の先が見えてきます。それこそ私たちが目指すべき未来です。今回そのことを書き加えました。

子ども達は山に逃げようと訴え、山に向かって走りました。
大川小の事故をふまえ「自分で判断し行動する力を身につけることが大切」という人がいますが、視点が明らかにズレています。あの日の子ども、先生の命から目を背けています。
あのパニックの中で、正しい判断することは無理です。判決が求めていることはそんな難しいことではありません。

「逃げるかどうか」「どこに逃げるか」は、警報が鳴り響く中で議論することではありません。必要なのは「念のために」行動することです。

全国の子ども達の関心も高く、たくさん質問が寄せられます。伝承館の展示内容とともに、多くの人が理解しやすい言葉と形式を工夫していきます。
また、全国から寄せられたメッセージはこちらに随時アップしています。お読みください。

13ページより

こちらから第1集もダウンロードできます。
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