お知らせ メディア 伝承・遺構 2023/12/31 | 0 Comment


2023年が終わります。

震災から干支が一回りした今年も、様々なことがありました。  2023年の報道まとめ

3月、第2回大川竹あかり
5月、「稲むらの火の舘」(和歌山)よりサルスベリの寄贈があり、大川小敷地に植樹。(大川ガーデン)
9月、学生による語り部活動が始まりました。

ドキュメンタリー映画の上映会や若者たちの活動も広がっています。

震災遺構を未来へ遺し、伝えるための取組みも少しずつ進んでいます。
昨年の壁画の補修作業に続き、低学年棟の天窓が修繕されました。

低学年の天窓修理(12月終了)
そして、現地に足を運ばれた方々から
メッセージもたくさん寄せられています。
管理棟内にも掲示し、更新しています。 こちらもご覧ください。

管理棟内の掲示を随時更新しています。

一方で「ガイドを聞かないと分からない」という声も多く、
まだまだ施設内の表示や解説等の工夫が求められます。

多くの皆さんをガイドしましたが、ここを訪れるきっかけも、想いも実に多様です。

何度も足を運ぶ人もいれば、12年経ってようやく来たと言う人もいます。
震災時に小学生だった若者や、震災後に生まれた子どもたちも来ます。

ガレキに埋もれた校舎の写真よりも、
学校の周りに家が建ち並んでいる写真の方がインパクトがあったりします。

高校の「探究学習」や、大学の「卒業研究」のテーマにも多く選ばれています。

探究学習で大川小を訪れた四国の高校生が
「かわいそうとか、大変だなとか、そういう言葉で終わらせない」と語っていました。
この場所をどう遺し、何を伝えるか。
過去を未来にどう意味づけをしていくか、それが「学び」です。

親子連れもだいぶ増えました。
来年も、大川小で未来を見つけてくださいね。

大川伝承の会では 震災遺構ガイドのページを随時更新しています。
見学の際にはぜひご活用ください。

学生による語り部ガイド