お知らせ メディア 訴訟など 2020/10/10 | 0 Comment

判決確定で学校防災は変わったのか。多くのメディアが取り上げています。

判決確定1年(河北新報)

最も大きな変化は「意識」です。こうした調査をしたり、特集を組んだりすることそのものが「意識」につながっています。
問題はその意識がどこに向けられたものかです。
どの報道でも「学校が多忙」という項目がありますが、子どもの命を守っている暇がないなどという学校はあるでしょうか?判決が学校業務を煩雑にしているというのであれば、どこかで勘違いをしています。

99パーセント以上の確率で地震・津波が想定されていて、川の越流も予想されていました。だから具体的な対策を講じるよう県・市からも再三指示が出ていました。
学校保健安全法でも「実情に応じた」取り組みが求められていました。

その想定をふまえ、海や川の近くの学校で「津波のときは〇〇の高台へ避難」とマニュアルに一行書き、それをみんなが共有する。

それだけのことです。それが出来ていた多くの学校は避難しています。

高裁判決は1000年に一度の想定外の津波に襲われたあの日の校庭ではなく、学者も行政も十分に想定していた災害に対する平時の備えを問うものです。  ※河北新報の記事に「校長の不在が避難の遅れにつながった」とありますが、判決ではそうしたことには触れていません

2019年10月の判決確定を受けて、文科省は12月に通達を出しましたが、読んだ人はどれだけいるでしょう。形式だけのものはもうやめるべきです。検証委員会の失敗でも気づいているはずです。

学校は子どもにとってたまたま通りかかった場所ではないし、
教師はその場にたまたま居合わせた大人ではありません。
その意識を学校関係者だけではなく、みんなで持つことです。
学校の多忙さは解消していくはずです。

難しくしない、複雑にしない。 シンプルに、でも丁寧にいのちに向かいたいと思います。

■昨年の投稿です → 8年7ヶ月かかって引いたスタートライン