お知らせ 伝承・遺構 想い・写真等 2022/03/14 | 0 Comment
3月18日に予定されていた祝う会のお知らせプリント

今年は2011年と曜日が同じ。
日付だけでなく曜日がシンクロすることで、いろいろ思い出します。

11年前、3月11日金曜日は午前中が大川中学校の卒業式で、
小学校の近くで「卒業を祝う会」がありました。
大川小の卒業式は次の金曜日18日で、やっぱりその後「祝う会」が予定されていました。
学年PTAの通知プリントが今も冷蔵庫にマグネットで留まったままです。

行事や記念日も、それに向かい、そこから続く日常と地続きです。
地面の下で全部つながっていて、所々に芽が出るのです。

3月11日金曜日の夕暮れ時に、84本の竹あかりが灯りました。
YouTube

計画の段階から、地元だけではなく全国の方が実行委員となり、準備を進めてきました。6回行われた制作ワークショップにはのべ500名以上が参加、設置作業にも地元の大工さんをはじめ、多くの方が協力してくださいました。

今回このプロジェクトを全面的にサポートしてくださった
竹あかり演出家池田親生さん

竹は根っこが全部つながっていて、竹林全体がひとつの植物

という話をお聞きしました。

11年経って始まった取組みのようですが、
あの日から、いや、もっとずっと前から地面の下でつながった根っこから
地上に顔を出したのです。 根は、いろんな垣根や時間を越えて遠くまで広がっています。
これから顔を出す芽もあるでしょう。

献灯式(開始式)で若者がメッセージを述べました。幼かった彼も、もう青年です。自分の言葉で話す姿が頼もしくて仕方がありませんでした。
節を作り、風雨に折れない、竹のしなやかさに似ています。

この時期には珍しく、風のない穏やかな夜空の下で
たくさんの小さな光が揺れていました。
YouTube

※ 3月11日前後の記事・番組(随時更新中)