2021年11月21日、原告団によるガイドが行われました。
穏やかな天候の下、多くの方が参加。関係者以外にも、全国から訪れている多くの皆さんも一緒に耳を傾けました。
共同通信記事
震災遺構の在り方についても話がありました。整備工事が終わり、7月18日に正式が始まってから連日多くの方がここに足を運びます。
津波で壊れながらも残った建物の多くは解体されていますが、この場所がなぜ伝承施設として保存されることになったのか、改めて考える機会となりました。
ここで起きた事実に向き合い、検証(反省)し、未来の学びにつながるものにしていかなければなりません。判決文にはしっかり書き込まれているのですから、それを教科書にすればいいのです。
◆大川小事故の訴訟に関する書籍が出ました。「水底を掬う~大川小学校津波被災事件に学ぶ」(信山社)177頁でそれほど厚くありません。この本で、ぜひ理解を深めてください。 詳しくはこちら
校舎はこの10年間で、塗装がはげたり、雨漏りで床が腐食したり劣化が進んでいます。
メンテナンスは必要です。津波の威力がまざまざと残る校舎内も見学できる工夫も必要です。
子ども達が泣き笑い過ごした教室を、すべて立入り禁止にすべきではありません。
伝えるために遺したのに、出来るだけ伝わらないようにしているみたいに思えます。
そうした各方面からの声は、市にも国にも届いているはずです。先日視察に訪れた復興大臣も、石巻市長も、展示内容の更新や、校舎のメンテナンスについては、しっかり進めることを明言しています。
遠くへ未来へ
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