お知らせ メディア 検証委員会等 2014/03/10 | 0 Comment

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「石巻市立大川小学校事故検証委員会を検証する」という本が出ました。
100%事実の本です。
重い内容ですが、事実を記録する重さ、84名の命の重さでもあります。

検証委員会は終わりましたが、まだ何も終わっていないということが分かります。
最終報告書とほぼ同じ頁数ですが、心にずしりとくる重さが違います。

子供たちの小さな命から目を背けることなく、その問いかける意味を考えていくという想いを、改めて強くしました。
私たち当事者はもちろんですが、一人でも多くの方にこの問題に向き合っていただきたいです。

出版社からのコメント

いったい、
何のため、
誰のための
「検証」なのか?
石巻市教育委員会は被災当事者からの聞き取りメモを破棄、やっと開かれた説明会も短時間で打ち切り、遺族の怒りをかった。
その後、「公正中立」を掲げた「事故検証委員会」がスタートしたが、「なぜ逃げ遅れたのか」という核心の問いを置き去りにしたまま、
意図不明の周辺調査に予算と人員をつぎ込んでいく――。
「検証」とはいったい何のため、誰のためのものなか。
震災直後から現地に入り細密な取材を続けてきたジャーナリストが問う、「第三者による検証」の内実。