たしかに画期的な判決なのかもしれません。
でも、どちらかというと暗闇にようやく小さな穴が空いた気がします。
穴が空けば、光も届くし、流れもできます。
学校が子供の命を守るために最善を尽くす
こんな小さな穴が空くまで、たくさんの時間も、想いも積み重なりました。
7年前、いやそれ以前、それ以降も、多くの方が踏み込んでほしいと願ってきたことです。
河北新報(2018.5.4)より抜粋 記事全文はこちら
1年半前、亀山紘市長と村井嘉浩知事はそろって「亡くなった教員の責任にするのは酷」と控訴に踏み切った。高裁は教員個人ではなく、市教委と学校の組織的な過失へと転換した。控訴の理由は消え、逆に組織全体の責任が厳しく問われる格好となった。
・・・《略》・・・司法が求める水準と現実との間に乖離(かいり)があるのならば、国をはじめとした教育行政は早急に環境を整備すべきだ。石巻市と宮城県は、その先頭に立ってほしい。
控訴の理由は消えています。高裁判決には亡くなった先生を責める言葉はありません。
子供の命を預かる学校・教師の責任は重い、でも、それを支えるのは行政であり、世の中です。
この判決を、防災にとどまらず、教育現場の閉塞状態を変えていく契機にすべきです。
交通の便が不自由な場所にも関わらず、連日全国から多くの方が大川小を訪れています。
願いは同じです。
小さな穴から流れ出した動きが、やがて大きな川となりますように。
■各新聞社の社説などをこちらにまとめました。(全部ではありません)
■訴訟の概要についてはこちらにまとめました。(随時更新中です)
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