検証委員会等 2014/01/31 | 0 Comment

最終報告案は、第6章に「提言」がまとめてあります。

たとえば提言11の中に

「各学校及び市町村は、監視カメラや簡易地震計を学校周辺に設置」

という部分があります。

間違いではありませんが、大川小の事故から導き出される提言でもありません。子ども達を守れなかったのは、監視カメラがなかったためなのでしょうか。

私たちは、今回の検証の内容が、遺族の気持ちに応えるのはもちろん、学校現場にほんとうに役立つものとなることを願い、事故直後からの様々な情報を検証委員会に提供してきました。
しかし、検証内容には、それが反映されず、曖昧なことや、事実と違う部分もだいぶあります。その上で24もの提言が出されているのです。

土台となるべき事実がグラグラしたままでは、しっかりした提言はできないと思います。子どもの命は戻ってきませんが、せめて、後世に役立てていただきたいのです。