お知らせ 確認・考察 2015/03/30 | 0 Comment

大川小の周りは昔から山です。

大津波警報が出て学校のとる対応とすれば山へ避難するのがごく当たり前と言えます。
このことは大前提です。

遺族に対する市教委の最初の説明は
「地震でバキバキと木が倒れてきたため、山へは避難できなかった」でした。
地震による倒木は一本もありませんでした。

検証委員会は斜面の角度を「最大30°以上、平均20°以上」と強調していましたが、
子ども達が逃げようと指をさしたのは9°の山です。
それに助かった人はその30°以上の所を登っています。

山について解説

改めて、登ってみました。カメラを持って登れます。
動画1体育館裏のシイタケ栽培をしていた山
動画2動画2 竹藪(険しいと言われる箇所)から

体育館裏の山は傾斜がなだらか(9°)で、毎年3月にシイタケ栽培の体験学習を行っていた場所です。
マラソン大会コースの脇です。
また、校庭脇の斜面は、崩れないように土留め工事が施され、上はコンクリートのたたきです。
低学年が授業で登っていたことが分かっています。
校長先生が何度も登って、ここから写真を撮っています。

授業で使われていた場所、校長先生が撮影した場所はいずれも下から2段目です。
1段目でも、登っていれば助かっていたのです。
当時は毎年草も刈られていましたし、3月なのでさほど雑草も延びていませんでした。

四つん這いで、泥だらけになって山を登った小学校もあります。この山を登れないとは言えません。
登れるかどうかではなく、「なぜ登らなかったのか」を検証すべきです。
山は余震で崩れるかもしれないというのであれば、他の手段を講ずるべきですが、
その話し合いをした様子はありません。

あの日校庭であったこと

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