2013年11月、小さな命の意味を考える会の発足にあたりメッセージをいただきました。(肩書・役職は当時のものです)

「小さな生命の意味を考える」会に加えて下さい。

子どもたちが過ごしていた学校の校舎、周りの山や木は、あの日までの子どもたちの声を忘れない。
次の時代を生きる子どもたちに、元気に遊んでいた楽しかった日々の夢を、
山が空が木々が語り継いでゆく。
彼らの夢を次の世代に繋ぐ場、そしてあの日を知っている私たちが生きている限り、
二度と繰り返してはならないと心新たにする場、それが大川小学校。
忘れないために、流されないために。
自分には何ができるのかを問い続けてゆくために、関わり続けたい。

九州大谷短期大学名誉教授 山田 眞理子 先生

微力ながら、会の発足、応援いたします。
特に、「小さな命の意味を考える」ことが、日本社会全体にとっても必要なことと思います。
いま、世の中の人々は安定と保守を眼前に求めて進んでいますが、
より大切なことは、人が幸せに生きる上での基盤を確立しておくことです。
安全と安心がない社会では、だれが幸せに生きられるでしょうか。
この会は、その入り口を作ってくれると期待しています。頑張ってください。

中央大学教授 古賀 正義 先生

私は宮城県名取市に住む心療内科医です。開業したクリニックが浸水し、多くの友人、隣人を失いました。

そして、多くの肉親を失った人々の声を聞いてきました。
最愛の⾁親を失った慟哭は、数え切れない日々の出来事としておそってきました。それは今も続いています。
心のケアの活動を続けてあっという間に3 年目に入りました。大切なことはきちんと事実を把握すること。
そして想像⼒を働かせて、天に昇っていった大切な肉親の「声」を受け止めるめることだと思っています。
いま、天に昇っていった最愛の子どもたちはどんなことを私たちに願っているのか、
その想いを想像して受け止め、日々に活かしていくべきだと。
自分なりに関われることを誠実に行っていく。
それが大川小学校のご遺族の皆さんへの誠意だと思っております。
心が少しでも穏やかになりますように。

東北国際医療会心療内科医 桑山 紀彦 先生

 

自然災害には,自然がもたらす側面と人間・社会がもたらす側面があります。
想定を越えた大津波という大自然の猛威に目を奪われ,私たちにできること,できたはずのこと,
やらねばならなかったことを忘れてしまってはなりません。
北上川沿いの低地にありながら,親しんでいた裏山まですぐに避難できたはずの大川小学校で,
私たちはなぜ小さな命を守れなかったのか。
ひとつひとつの事実を大切にして,真実を明らかにしていく活動を敬意をもって拝見してまいりました。
これからも協力・応援させていただきます。

富山大学人間発達科学部・准教授 林 衛 先生

 

6ヶ月になる娘がいます。
はじめて命にかえても守りたいと思う命に会うことができました。
この子が生き生きと笑顔で生きていけますように。

そんな祈りを大切に育むこの会に
末永くかかわっていきたいと思っています。

みんなが生き生きと笑顔で生きていけますように。

ふんばろう東日本支援プロジェクト代表西條 剛央 先生