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① 2011.4.9A教諭の証言
地震による倒木で山へは逃げられなかったと証言(倒木はない)
二階を点検中に移動開始、自分も波に飲まれ、ずぶ濡れになった(濡れていない)

② 2011.6.3 A教諭からのFAX FAX全文PDF
教頭とはほとんど話していない、あちこち動いていたのでなぜ川に向かったのか分からない。
「山へ逃げますか」と進言したが、もっと強く言えばよかった
といったことが書いてありました。
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ドクターストップの人が書いたとは思えない文章。しかも、説明会前日に届いていながら7カ月以上もその存在を隠していて、教育委員会内でも共有していなかったといいます。教育長にも知らせていませんでした。とても信じられません。
1月22日の説明会のために用意したものでしょう。
届いた経緯もあやふやです。市教委は学校に届いたFAXを校長が持参したと説明。ところが校長はFAXが届いたときの状況を全く説明できずに、苦し紛れに「届いたFAXを市教委にFAXで送った」と言い出しました。矛盾を突かれると「まったく覚えていない」の繰り返し。
説明会でのやりとり「ダイヤモンドオンライン」より

③聞き取りメモの廃棄 当時の新聞から
メモを廃棄し、報告書からも都合の悪い部分は削除しています。
説明会でも知らぬ存ぜぬ。言わないようにサイン。

⑤「引渡し中に津波」は、ほとんど避難していないことを示す報告。この報告がありながら「12分前に避難開始」と説明していた。
しかも、その報告書は情報開示請求されるまで隠されていた(別ファイルに入っていたと弁明)。
その他にも二転三転の説明(一例です)
3-16kikitori

⑥文科省は当初、大川小抜きで学校防災を進めようとしていた。
文科省はどうだったか

⑦検証委員会に与えられた範囲
市教委が曖昧にしたことは検証委員会でも曖昧なまま。
遺族や有識者が指摘しても、言及さえしないものもたくさんありました。
そして、「監視カメラや簡易地震計の設置」などの提言を出して終了。
最後の検証委員会に出席した委員は半数以下。あまりにも杜撰です。

■検証委員の選出
学校管理下での事故なのに検証委員に学校関係者がいません。
一方で、宮城県のハザードマップを作った人、教育委員会と仕事をしている人が含まれています。
弁護士が三人も入っています。さらに委員の中には、事務局の首藤由紀氏の父親!
血縁関係者は避けるのが普通ではないでしょうか?
遺族に委員の名簿が届いたのは説明会の前日の午後でした。(検証委員会の資料が届くのは常に前日)
後で思えば疑問だらけですが、バタバタと進められてしまいました。

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