未分類 2017/07/04 | 0 Comment

旧大川小学校跡地には毎日たくさんの方が訪れます。
県外、海外からの方々も少なくありません。

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カーナビで検索すると、現在の仮設校舎に行ってしまったという方もいます。
交通の便も悪く、案内板もないこの場所にもかかわらず、
ほんとうに多くの皆さんがこの地に立ち、それぞれの思いを抱き、手を合わせます。

私たちも案内させていただくことがあるのですが、
全員にはとても対応しきれず、申し訳なく思っています。
ほとんどの方がガイドなしでこの地を訪れています。

先日このような声がありました。

「どうしてこんな寂しいところに学校があったんでしょう?」

はっとしました。
そうか、今の状態だけを見ればそう思うのは当然。
壊れた校舎がぽつんと建っているだけですから。

ここには、町があり、生活があり、命がありました。
その真ん中に、きれいな校舎があり、
地域の人々にあたたかく見守られて、
元気に学び、遊ぶ子どもたちがいたのです。

山から校舎1 kotei

駐車場からまっすぐ整備された砂利道。
震災前は道路ではなく、家が建ち並んでいた場所です。

そこを歩きながら目の前の山を見上げれば
この急斜面は登れなかったんだろうなぁと感じるはずです。
でも、急斜面を登って助かった人がいます。

koteg

なにより、子どもたちが「逃げっぺ」と言った山は、そこではなく、
体育館の裏(駐車場から向かって左側)です。
毎年3月にシイタケ栽培の体験学習をしていた場所で、傾斜は9°と緩やかです。

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ここに立ち並んでいた家並みを思い浮かべてください。
あの子たちが、泣いて笑って駆け回った教室、体育館、渡り廊下、プール、校庭…。
しゃがんでいた校庭、逃げたかった山を見てください。
そこに目を凝らし、耳を澄ませてください。

それらが教えてくれる方に向かいたいと思います。

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