お知らせ 伝承・遺構 2015/12/15 | 0 Comment

12月13日に、校舎保存についての意見交換会が行われました。
校舎を保存するかどうかは、校舎が未来にとってどういう価値があるのかの議論が不可欠です。
「残したい」「解体したい」どちらも正しいのだから、まずは話し合いながら方向性を探るべきでしょう。

しかし、私たち大人は「いろんな事情があり難しい」と対話を避けてきました。
前例のない事態に対して、型どおりの答弁ばかり繰り返してきました。

難しいからやらないのではなく、大切なことは難しくてもやらなくてはならないのです。
難しいからこそやるべきです。
ところが、その部分をすっぽり抜いてアンケートだけが行われました。

後回し、他人任せにしているうちに、やがて取り返しがつかなくなってしまう。
あの日の校庭から学ばなければいけないことです。

後悔したくないと彼らは言います。
彼らの言葉、まなざしから、目を背けてはいけないと思います。

今回の話し合いで、溝だ、壁だと思っているものは、
実は溝でも壁でもないことが分かります。
これから様々なところでこうした対話が続くよう期待します。

大川小の校歌は「未来をひらく」というタイトルです。
卒業生が対話によって未来を拓き始めました。

卒業生が保存の意義を訴える 2015.12.14東北放送

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